私たちのいる制御盤業界だけではなく、電子・電気機器を扱う業界にはもはや聞き慣れた「ROHS指令」ですが、2006年に施行されてから7年の月日が経つのに未だに使用制限されている有害物質を知らないという人が多いのではないでしょうか?実は私もその一人だったのですが・・・。私の会社で扱う部品でROHS指令に対応している物によく記載されていたものが「鉛フリー」と言うフレーズだったので、先ず鉛が使用制限されている物だと言うことは知っていました。ROHS以前は半田にも鉛が含まれていて光沢があって仕上がりは良好だったのですが、鉛フリーになってから若干作業性や外観が悪くなったと言う声を多く耳にしていたので、覚えやすい物質でした。次に、ビスや板金などのメッキに多く使われていた、六価クロム。この物質もROHS以降目にいなくなり、代わりに違うメッキ処理(三価クロムなど)に切り替わったのでよく覚えています。3つ目は水銀。これは正直あまり目にする機会がなかったので辛うじて覚えていました。続いて4つ目はカドミウム。正直見たことないのでわかりませんが、調べたところ四大公害物質の1つ「イタイイタイ病」の原因になった物質だったそうで、亜鉛に良く似た金属だそうです。そして5つ目はポリ臭化ビフェニル。ポリ臭化ビフェニル?何のことだかさっぱりわからない物質です。どうやらビフェニルという物質と臭素原子の化合物だという話ですが、それでもあまり理解できません。しかし、燃やすとダイオキシンと同様の毒素を作ってしまうらしく、怖い物質であることは間違いない様です。最後の6つ目はポリ臭化ジフェニルエーテル。またよくわからなのが出てきました。先ほどの難燃材として利用されることが多いということです。今現在でも日本では自主規制といったか形に留まり、アメリカでは一部の州以外では特に規則はされていないらしいのです。今後役に立つかどうかはわかりませんが、全部で6つしかないので、覚えておこうと思います。
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