東京都大田区で制御盤の制作から現地施工まで手掛けている大迫電気では、営業、監督、資材、受け入れ、制御盤設計、組立、電線制作、ケーブル加工、半田付け、配線、検査、現場施工、改修工事などに担当分けされています。
30人ほどの会社ですから兼任ももちろんありますが、責任の所在を明確にする事で不具合防止にも効果があります。
配置がえや増員により伝達ミスが起こらないようデータ管理は徹底されています。
教育資料も随時更新し、未経験者でも迷う事なく自信をもって製造に集中出来るシステムも目指しています。
ただ、分業によるデメリットとして生産性の低下が起こりやすくなります。
打開策は分業の垣根を越えた思いやりを持つ事ではないかと私は思います。
忙しくなると自分の担当だけで他に意識が回らなくなってしまいがちです。
一連の流れの全てを理解し行動出来る事がベストですが、忙しい時こそ、それぞれが次の工程作業に目を向け、どんな形、タイミングで届けられるかを考える事が大切です。
もちろん最終工程である現場作業で終わりではなく、次の制御盤に活かせる情報をしっかり記録し持ち帰る事で一方通行ではない理想的な連鎖が初めて生まれてくるのではないでしょうか、忙しい時ほど思いやり。