最近は制御盤の製作をすることよりも、お客様の工場での改修作業が多い時期でした。
改修作業のような現地での作業は、作業がしにくい状況であることや、自社での作業より時間の制限が厳しい事も多く、なかなか思ったとおりに作業が進まず、予定していた日程で作業が終わらないという事も多々あります。先日も一件改修作業があったのですが、やはり装置に組み込まれている制御盤を改造することは容易な作業ではなく、より多く気を付けなければならないことがあるので、普段の作業よりも多くの時間を使ってしまいます。
しかし、たとえ多くの時間を使ってでもミスの無い様に作業を終えなければ、せっかくの作業が台無しになってしまうだけではなく、お客様に大きな迷惑をかけてしまうことになってしまいます。そのため作業をするときも、普段であれば二つ同時にできる作業でも、一つずつ慎重に作業することを心掛け、一人で作業できる様な場所でも少しでもリスクがあるなら、誰かに手を借りて二人で作業するようにして少しでもミスの可能性を減らすようにしています。最後の検査の時も同様で、色々な視点で作業箇所を確認できるように、その場所を作業した人以外の第三者が確認する様にしています。
このような状況での作業をすると痛感しますが、後々になっての作業は非常に厳しい状況が多いので、普段の作業でいかに後作業の事を考えて施工する事が大事であるかがわかります。それは難しい事ではありますが、それができる日が来る様に頑張っていきたいと思います。
- HOME »
- ブログ »
- 半導体電気設計者のつぶやき集 »
- 普段の作業と後作業